次世代研究者挑戦的研究プログラム(JST-SPRING)の研究活動支援金は雑所得であり、確定申告をする必要があります。
経費計上により所得を下げることが可能というメリットはありますが、書類整理や手続きが大変です。
そこで確定申告する際の注意点をまとめました!
・消耗品費 or 固定資産
・Amazonの領収書
・1~3月の収入
・消耗品費 or 固定資産
10万円以下のものは消耗品費、それ以上のものは固定資産となります。消耗品は、一括で全額を経費計上することができますが、固定資産は、耐用年数に応じて、数年に分割して経費計上します。大学院生はパソコンやタブレットを購入することが多いと思いますが、この10万円の壁を意識して購入すると良いと思います。しかし、10万円以下のパソコンだと、性能が足りない場合も多いと思います。その場合は一括償却資産の特例を利用しましょう。
一括償却資産の特例を利用すると、10万円以上20万円未満の物品は3年間で分割して経費計上することができます。15万円のパソコンの場合、5万円✖️3年間となります。
JST-SPRINGはD1からD3の3年間のため、購入時期に気をつけましょう!
参考サイト https://biz.moneyforward.com/accounting/basic/65238/
・Amazonの領収書
研究に必要なものをAmazonで購入することも多いと思います。そこで注意するべき点は私物と一緒に注文しないことです。ついつい一括で受け取りたくて、まとめて購入することがあると思いますが、領収書も一緒になります。経費計上する物と私物が混ざった領収書ですと、領収書の管理が煩雑になります。てっきり一個ずつ領収書が出せると思っていたため、自分も失敗しました!
・1~3月の収入
確定申告は1~12月の収入が対象になります。JST-SPRINGは4月からなので、もし1~3月にバイトをしていた場合、学校からもらえるJST-SPRINGの源泉徴収票だけでなく、バイト先の源泉徴収票(年間の収入と所得税の源泉徴収額が記載された紙)も必要になります。毎月の給与明細ではなく、源泉徴収票です。源泉徴収票は年末に発行されるため、もしバイトを博士進学のタイミングで辞めたとしたら、後々辞めたバイト先に連絡して取りに行く必要があります。忘れないようにしましょう!
参考サイト https://meetsmore.com/services/tax-return-accountant/media/11442
まとめ
自分も後回しにして確定申告できてないですが、必要な書類の発行に時間がかかる場合があるため、早めに動きましょう!学振は給与所得なので確定申告しない人もいるみたいです。JST-SPRINGだと雑所得であるため、絶対します。違う点がちょこちょこあるため、調べる時は注意しましょう!
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