第39回有機EL討論会にて学生講演奨励賞を受賞しました!
受賞者一覧
マイクロキャビティ構造は光の共振によって有機ELの色純度、正面光強度を向上させることが可能です。
すでに販売されている有機ELにも利用されております。
(https://www.sony.jp/pro-monitor/pickup/trimaster/ste.html)
金属ミラーで挟むのが一般的ですが、光の取り出し方向に金属ミラーがあると、光を吸収してしまい、損失が大きくなります。
そこで高屈折率/低屈折率の多重干渉構造を持つ、誘電体ミラー(一次元フォトニック結晶)を光の取り出し方向に用いることで損失を減らすことができます。
この誘電体ミラーはスパッタリング法で成膜させることが多く、高コスト、微細パターニングが困難などといった課題から、マイクロキャビティ有機ELへの実用化ができておりません。
そこで、低コストで印刷が可能な溶液プロセスにより、誘電体ミラーを作製することで従来の課題を解決できないかと考え、研究を行いました。
結果として溶液プロセスで作製した誘電体ミラーをマイクロキャビティ有機ELに応用することに成功しました。
有機EL討論会学生講演奨励賞受賞!!

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